「・・・なかなか興味深い行動だと思うのだがね。」
「ん。」
「私の見立てが正しければ、それは銃だと思うのだがね? どこかから奪ってきたのかね?」
「つくった。」
「ほう! どうやってだね?」
「じしゃくでさてつあつめた。」
「ふむ。砂鉄。 まさか、材料全てそうして集めたのかね?」
「ん。」
「成型は・・・?」
「とりのつかった。」
「ふむ。確かに私の研究室にある器具で製作可能だと思うのだがね。 使い方は何時習ったのか不思議だと思うのだがね?」
「しつじ。」
「執事君が教えてくれたのかね?」
「ん。」
「ふっ・・・っはっはっはっはっは! 通りで知らない間に起動しているわけだと思うのだがね! なるほどなるほど!」
「けんじゅうのつくりかた。 ぬすんだ。」