博士の風変わりな研究と飯のタネ 番外編 ちょっと前のジェーン少女とDr

みかんばこ

 

 

「・・・なにをしているのか聞きたいところだと思うのだがね。」

「はこ。」

「うむ。」

「あったかい。」

「ふむ。たしかにダンボール製のミカン箱は暖かいとは思うのだがね。この真夏の日差しの中、わざわざ我が家である港沿いの大型倉庫屋上でその中に篭っているというのは、聊か場違いな気がすると思うのだがね・・・?」

「あー。」

「ふむ。“熱い時にカレーを。寒いときにアイスを無償に食べたくなるのと同じ様なものだ”。と。」

「ん。」

「ふむ。それはわかったのだがね。何故私まで段ボール箱に入っているのだろうね?」

「あったかい。」

「暖かいね。」

「ん。」

「・・・はっはっは! まあ、凍えるのよりは幾分かましだとは思うのだがねぇ。」

「ん。」