博士の風変わりな研究と飯のタネ 番外編 ちょっと前のジェーン少女とDr

じゅーすとこーひー

 

 

「ん。」

「ふむ。ポンジュースは気に入ったかね?」

「ん。おいしい。」

「それは良かったと思うのだがね。 わざわざミカンを買って来て絞り上げた会が有ると言うものだと思うのだがね。」

「しぼりあげた。」

「うむ。絞り上げたね。それはもう日本てぬぐいに包んで此れでもかと言うほど。はっはっはっは!」

「どくたーはなにをのんでるんだ?」

「私はコーヒーだね。やはり徹夜の友と言えば、コーヒーだと思うのだがね。これから仕事を片付けなくては成らないからね。目覚ましだね。」

「それ。 おいしいのか?」

「うーむ。難しい質問だね。人それぞれ好みがあるから一概にはいえないと思うのだがね。まあ、私にとって見れば、美味しいと思うのだがね?」

「ん。」

「ほう。飲んでみるのかね? まぁ、ぬるいから大丈夫だとは思うのだがね。火傷には気を付けると良いと思うのだがね。」

「ん。 ・・・・・・。」

「味はどうだね?」

「・・・・・・・・・あ”ぁぁぁ〜〜。」

「おお。御気に召さなかったようだね。苦かったかね?」

「ん。 ・・・・・・。」

「む? また飲むのかね?」

「・・・・・・・・・あ”ぁぁぁ〜〜。」

「・・・ふっ! はっはっはっはっはっは! 怖いもの見たさとかそう言う類の感情なのかも知れんと思うのだがね・・・!」

「にがい。」

リンク品

 アンブレラがデンを連れて来たのは、海岸沿いの打ち捨てられた倉庫街だった。 美しく、清潔に作られたアクア・ルートにあって、その一角だけがまるで別世界のように見えた。アルコールや、得体の知れない薬品のにおいが立ち込め、舗装された道路は所々ひび割れ、破壊されている。 立ち並ぶ倉庫や建物は、どれも崩れかけているように見えた。

 てこてこと歩くアンブレラの後にくっ付いて歩きながら、キョロキョロとあたりを見回すデン。 周りの建物から立ち上る、尋常でない気配に警戒しているのだ。

「別にそんなにびびら無くても平気だにゃ。連中、コレでもくつろいでるだけだからにゃ。それより、ついたにゃ。」

 大型の倉庫の前で立ち止まり、アンブレラはくるりとデンのほうに向き直った。

 アンブレラが地面を傘で二度叩くと、重苦しい音を立てながら倉庫のシャッターが開いていった。 壁の四分の一ほどのそれが上がりきった時、中に見えたのは、一体の機動鎧だった。

「き、き、機動鎧?! それも、獣型か!」

 緊張していたデンノスケの顔が、一気に明るくなった。

「機動鎧の中でも、“ゴーレム”タイプと呼ばれる類の機体にゃ。 乗り手の感情を喰らい魔力に変え、機体を制御し、自立稼動も可能にする人工精霊を植えつけてあるのにゃ。大気中の魔力を吸収する従来の機動鎧の能力とは別に、外部からの魔力を完全に遮断する事で、魔道機器へのハッキングや、魔力攻撃を完全にシャットアウトする機能も備え付けてあるにゃ。」

 言いながら、アンブレラは機体の近くにとことこと歩み寄っていく。 狼を鋼鉄にしたような外見の機体は、全面を黒に統一されており、アクセントで引かれる血の様に鮮やかな赤が、浮かび上がるように冴えている。

「この機体の装甲には、飛行用の術式が組み込まれた無いにゃ。全て、軽量化と対魔道、対物防御に回して有るのにゃ。だから飛行はできないんにゃけれど、並のブレードやランサー、マジックなら蚊が止まったほどにも感じないほどにゃ。 そして、この武装にゃ。」

 今度は機体の横に周り、背から脇にかけての出っ張ったパーツに取り付けられたガトリング砲を叩いた。

「大仰に見えるかもしれにゃいけど、こいつは30mm対機動鎧ガトリング砲にゃ。大抵はこいつで潰せるンにゃけど、こいつが効く様な鎧は二流三流にゃ。本命、本当の武装は、この爪。高周波振動クローにゃ。こいつの表面にはアンチ・マジック・シールドって呼ばれる類の、シールド無効化魔術式が書き込んであるにゃ。勿論、牙にもかいてあるんにゃけどにゃ。 ガトリング砲で牽制しつつ、クローとファングで止めを刺す。コレが基本戦術になるかにゃー。」

「お、おお・・・!」

 嬉しいのか悲しいのか。イマイチ汲み取れない表情で震えているデンのほうに身体をむけ、アンブレラはニヤリと口の端を持ち上げた。

「勿論、コレは君の機体だからにゃ。 他にも欲しい機能があれば、可能な限り追加するのにゃ。 では、質問はあるかにゃ?」

博士の風変わりな研究と飯のタネ(33)

 観光都市としての側面も持つアクア・ルートには、昼の早い時間でも開いているバーなどが多数点在していた。 その中の一つに、数名の賞金稼ぎがたむろしていた。

「冗談じゃねーぞまったく・・・。なんだって“魔弾”に“二十日鼠”なんてビッグネームがそろってんだよ・・・。」

「それだけじゃなかったぞー。“城落し”に“白炎狼”も居たー。」

「マッジかよっ! 激最悪じゃん本気マジでっ!」

「だからこの街やなんだよ・・・冒険者やら賞金稼ぎなら武器持ち込み自由な変わりに、転がってる仕事がでか過ぎて洒落にならんのばっかり集まるんだ・・・。」

 それぞれ思い思いに愚痴りながら、酒を煽る賞金稼ぎたち。

 彼等の一人が言ったように、この“アクア・ルート”と言う街は、冒険者や賞金稼ぎ、傭兵であれば、どんな武器の携帯も許可されている街であった。 使用についても、一般市民に被害を及ぼさない範疇での使用なら許可されており、冒険者同士の喧嘩や賞金首狩りなどは、基本的には見て見ぬ振りをされていた。

 ならば、有象無象、実力があるモノも無いモノも。山のように集まりそうなものだが・・・実際は違った。 世界でも有数の都市であり、交通の要であり、経済、物流の拠点であるこの街には、“ずば抜けた凄腕”も集まってくる。そう言った連中を目当てにした、無茶苦茶で不可能にも思えるものの、依頼料が目が飛び出るほどの額に成る依頼も集まってくるのである。 自然、そんな依頼を受け、達成できる人間以外は、他のクイブチを求め他の街に流れていく。 うっかり自分より実力のある相手に喧嘩を吹っかけ、ボコボコにされて海に放り出されるというケースもあるが。

 兎も角。大都市で有ればあるほど、“荒事”を生業にするものにとっては、ハイリスクハイリターンな仕事が集まり易い。 故に、そんな場所をねぐらに出来る冒険者や傭兵、賞金稼ぎと言うのは、“ずば抜けが凄腕”。と、言う事に成っていく訳である。

「お前どうするよーこれから。あの額のために死にたくねーよ俺。」

「だーいじょぶだって。骨なら拾ってやるから、行って来い。」

「テメー人事だと思って適当な事ふいてんじゃねーぞ! 実際近衛騎士団とか出張ってんだから洒落になんねーよ! 生身で火葬とかされるぞ!」

「俺は“マーズ”にでも行ってみるつもりだけど。あそこ、こないだどっかとどっかの同盟崩れて、イザコザ多いらしいから。 多分、首逃げ込んでると思うんだよね〜。」

 “マーズ”とは。アクア・ルートと、レニス王国の首都があるこの星、“テラ”の隣に位置する星である。早くからテラフォーミングは施され、今では“第二のテラ”と呼ばれる水、大地、緑、空気豊かな星になっていた。

「ああ。治安悪化すると、警備甘くなるからなぁ。首逃げ込むんだよねー。良く・・・。俺も行ってみるか。」

「俺もそうしよー。」

「お。居た居た。 いやぁ〜よかった。探しちゃったよ〜。」

 唐突に。ボチボチと今後の方向性を決めていた賞金稼ぎたちに、男が話しかけてきた。 天然パーマっぽい青髪に、とろんとしたタレ目。派手な赤いアロハシャツに、ジーンズ地のハーフパンツにスリッパと言う、なんとも浮かれた格好をした男だった。種族が人間ならば、二十代終わりか三十代頭の、若く見えるタイプ。と言った年恰好である。

「ああ? なによオッサン。なんかよう?」

「おいおい。オッサンはないだろうー。俺まだそんな歳喰って見えないだろぉ? 34よ俺〜。」

「そんなことどうでも良いんだよ! 要件言え、要件!」

「ああー、そうそう! 危ない危ない忘れる所だった。 君等、ココに来る時うっかり建物引っ掛けただろ? 器物破損だよ。ちっと事情聴取だけするから、一緒に来てくれない?」

 男の言葉に、賞金稼ぎたちの表情がキョトンとしたものに成る。

「なに。おっさん。軍警? 軍警察?」

「ま、そんなとこ。 お役人さんだぁ〜ね。」

「おいおいおい。勘弁してよマジで。壊したっつっても流れ弾避けるためにでしょー。大目に見てよ〜。」

「分かってるってー。だから逮捕とかしないからさ〜。事情聴取で帰して上げるからさ〜。ね? ちょっとだけっ!」

「なんだよその人差し指と中指で作った隙間覗き込むフッルイ“ちょっとだけっ”のジェスチャー! つかマジでヤダっての! 下手したら罰金とかじゃんか!」

「ないない! ホント事情聴取するだけだって! 抵抗とかしなきゃ、御互いハッピーに仕事終るからさ! ね?!」

「そう言って免許とか剥奪された奴知ってるもんよー!」

「そんなえげつない事しないってば! 書類作るのメンドクサイだよ?! そう言うの!」

「書類作るのめんどくさがるような奴の言う事信用できるかー!」

「大丈夫だって〜。どうせ現場俺しか見てないからさ〜。幾らでも事小さく出来るし! つっても、俺もなんかやってた事にしないとアレでしょ?! この騒ぎで仕事してなかったのばれたらやばい訳よ! 人助けだと思ってさ、サクっと連行されてよ!ね!」

「しつこいなアンタも!! って・・・現場見たのあんただけなの?」

「そうだよ。」

「証拠写真とか、映像とかは?」

「ナイナイ。」

 男の言葉に、賞金稼ぎの一人がニヤリと笑った。

「じゃあ、アンタに寝ててもらってその間に国外に出ちまえばOKって訳だ?」

「まぁ、そうだけど。現行犯じゃなきゃこう言うの意味ない訳だし。」

「そりゃいいや。じゃあ、寝ててくれやおっさん。」

 言うが早いか。賞金稼ぎは戦闘用義手、拳部分を超振動させ、対象物に大ダメージを与えると言う凶器を起動させ、男に向かって振りぬいた。 予備動作の全く無い、唐突に腕が別の生き物のように動き相手に襲い掛かるこの手の技は、プロの暗殺者も用いる高等技術の一つである。

 が。 吹き飛んだのは賞金稼ぎのほうだった。

 腕が動き、男の身体に触れようとしたまさにその時だった。 男の右手が掻き消え、次の瞬間、まるでコマ落しの様に賞金稼ぎが天上に頭から激突。 木製だった天上に頭を突っ込んだまま、プラーン、と、首吊り状態で垂れ下がる事に成ったのである。

「う、うは・・・。ギャグ漫画とかでこう言うの見たこと有るよ俺・・・。」

「嘘だろおい・・・。アイツ義肢の入れすぎで体重400キロオーバーなんだぞ・・・。」

 若干引き気味ながら、叫んだりしないで冷静に成っているあたり、流石は賞金稼ぎと言った所か。

「おじ・・・いやいや。 おにいさん、なにもの?」

「ん? 俺? ああ、いてなかったっけ? レニス王国近衛騎士団、三番隊隊長。“ドレイコ・スカルホッパー”。」

 男の名前を聞いた瞬間、賞金稼ぎたちの顔色が一瞬にしてヤバイ青に変わった。

「スカルホッパーって・・・前の大戦中に、“黒龍”スカルホッパー?!」

「懐かしい呼び名知ってるなぁ〜。 って、そんなことどうでも良いんだって。このぶら下がってる奴のお陰で始末書書かなくっちゃならなくなったよまったく。 ねぇ。ホント頼むからさぁ。君等は大人しく付いてきてくれない? 絶対悪い様にはしないから!ねっ!」

 苦笑いしながら両手を合わせるスカルホッパーに、賞金首たちは顔を見合わせ、答えた。

『大人しく付いていくから、ぶたないでくださーい。』

博士の風変わりな研究と飯のタネ(32)

 世界有数の交易都市であり、観光都市であり、富と名声が集中し、人と金とが交錯するこの街。アクアルートは今。大変な混乱状態にあった。

 なぜか巨額の賞金が掛けられたたった一人の悪魔族の少年をめぐり、多数の賞金稼ぎが激突。あまつさえ、海賊やら軍警察まで動き出し、にっちもさっちも立ち行かない、まさにカオスな状態に陥っていたりする訳である。

 そんな最中、嬉々として治安活動にせいを出す集団が居た。非番、もしくは休暇中であるにも拘らず、レニス王国国有装備であるはずの重火器、機動鎧、大型魔法陣まで引っ張り出し暴れまわるその様は、後に“大乱闘! 近衛騎士団” と言う謎のフリーゲームまで製作される事になるほどであった。

「くっそ・・・! なんなんだよこいつ等!!」

「無駄口叩くなら撃ってくれるとマジ助かるんですけどー!!」

 大声を張り上げながら、二人組みの冒険者が細い路地を走り抜けていく。態々大きな声を出しているのは、そうしないと相手に聞えないからだ。 なにせ、走りながら大火力の魔法を連発しているのだから。

 腕に、魔力を込めるだけで指定の魔法を発動してくれると言う便利アイテムを装着したこの二人組みは、今必死になって逃げ回っている最中なのだ。

「なんなんだよ!!」

 後手に、“レイ”と呼ばれる収束エネルギー砲を連発していた一人が、チラリと後ろを振り返った。そこにいたのは、真っ黒な重鎧に、これまた真っ黒なマントを羽織った集団だった。恐らく鎧は強化服なのだろう。信じられないような軽やかさで迫ってくるその集団は、マシンガンのように連発しているレイを真正面から受けつつも、全く動じる様子もダメージを受けている様子も無く追いすがってきていた。 厚さ三センチの鉄板も貫くレイを受け微動だにし無いとなると、コレはもう逃げるしかないわけである。

「撃っても撃っても当たらないからこんな路地に来たってーのによぉ! これじゃぁ追い込まれてるだけじゃん!! なんなんだよマジあいつ等!」

「レニス王国の近衛騎士団の一番隊だよ! あいつ等たち悪いらしいからな!!捕まったら、っつか、追いつかれたら殺されるかも知れんぞ!!」

「冗談じゃねーぞマジでー! 死にタクねーっつのー!!」

 半べそで泣き叫びながら、二人組みの片方が高速で指先を空中に躍らせながら、シュー、と言う低い音を口から発し始めた。 指先が描き出すのは、通常の二次元魔方陣、縦横に、奥行きと言う第三要素を加えた“三次元魔方陣”と呼ばれるもの。低い音は、数千文字から連なる呪文を圧縮して発音する“圧縮呪文”であった。どちらも並の術者なら、相当の集中と時間を要する芸当である。とても二つを同時に、しかも走りながら製作するなど出来ないだろう。このことから、この二人の力量が窺えた。

「おいおいおい! そんなもんどうするんだよ!」

「捕まるよかまし! 吹っ飛べ近衛騎士団!!」

 ドリフトのように靴底を地面で削りながら振り返ると、躊躇なく魔法を放った。 術式の名は“対機動鎧貫通レイ”複雑な過程を経て放たれる、大抵の防御魔法を無効化する、大口径のレイである。因みに彼が放ったこのレイの太さは、半径一メートルは優に越えていた。

 細い路地が一杯になるほどの極太のレイが、黒い鎧を来た近衛騎士達を直撃した。元々破壊力を有した光である。発射口が敵に向かった瞬間に打ち出せれば、避けられる道理などないのだ。

 突然の高熱により膨張した空気が、爆風となって路地を突き抜けた。閉鎖空間で爆風が吹いたのだから、銃の砲身の中にあるようなものである。二人組みの冒険者は元々そのつもりだったたのか、発射と同時にバリアーを発動させ、全くの無傷でその場にうずくまっていた。

「必中ー!!」

「コレは効いたでしょうがよー!」

 爆風が収まったのを確認し、バリアーを解いてガッツポーズを取る二人組み。だが、爆風で舞い上がったちりが晴れるうち、その表情が見る見る青くなっていった。

 そこには、一番見たくない光景があったのだ。

 先頭に立つ一人の騎士が手にひらを此方に向け、悠然とマントをたなびかせている姿と・・・その背後に並ぶ、2丁の大型自動拳銃を構えた騎士の姿。

「冗だ」

 んにしても笑えネェー・・・。 そう続けようとしたが、不可能だった。 騎士達が構えた銃が一斉に火を噴き、弾丸が冒険者の身体に容赦なく叩き込まれる。

「いっぎゃー!! いってー!!」

「イタイイタイイタイイタイ!!」

 のた打ち回る冒険者二人組み。しかし、一向に身体に穴が開く様子は無かった。それもそのはず。騎士達が撃っているのは、弾丸は弾丸でも、非致死性のゴム弾なのだ。とは言っても、大口径のゴム弾である。直撃すれば相撲取りも三十センチは動く威力がある。

「打ち方やめ。」

 一番先頭に居た騎士が片手を挙げ、銃撃を終らせる。 足早に転がっている二人組みに近づいていくと、越から引き抜いた日本の大型ナイフを逆手に持ち、それぞれの顔の横に付きたてた。

「ひ、ひぃぃぃぃ!!」

「まったまったまった! もう抵抗しないからマジで!!」

 ビビって命乞いを始める二人を一瞥すると、騎士は兜に手を添えた。 ロックが外れる音と、シュー・・・、と言う空気が漏れ出す音と共に、兜が外された。中から現れたのは、腰に届きそうなほどの赤髪をポニーテールに束ねた、女性の顔だった。

 年のころは二十代半ばだろうか。意志の強そうな目に、一文字に結ばれた唇。まるで絹のように白い肌は、その髪の色と相まって、実に栄えていた。 彼女の名は、“ミレイ・クロセッカ”。レニス王国近衛騎士団 一番隊隊長であり、“イフリート・ザ・ダークナイト”と呼ばれる女傑である。

「街の中での兵器の携帯は、冒険者である君たちには許可されている。しかし、その運用となれば話は別だ。しばらく牢屋ででも頭を冷やすのだな。」

 冷たく言い放たれたその言葉に、転がっていた二人組み冒険者はしばしぽかーんとすると、顔を見合わせ頷きあった。

「おねーさん、お茶しない?」

「俺等面白いよー?」

博士の風変わりな研究と飯のタネ 番外編 ちょっと前のジェーン少女とDr

ジェーン(幼体) / 体長・約100cm 特徴・腰辺りまで届く髪に、やたら鋭い目。眉は常にV字に近い角度で、眉間に皺が寄っている。 備考・二丁拳銃と蹴り、ガン・カタを使う。訳も無く、主な攻撃方法は“かみつく”。 好物は“食物”。見境は無い。人だろうが動物だろうが“かみつく”で捕食しようとする。

 

Dr・フェネクス(完全体) / 体長・約180cm 特徴・白衣。ベリーショートの銀髪。紫の瞳。妙齢の美青年然とした風貌とその微笑は、天使を思わせるとか無いとか。 備考・行動は基本的に現代と変わらない分、違和感ダウン変態度アップ。なんでジェーンを拾ったのかは今のところ不明。ただ、気まぐれに見えて目的以外のことには関心を持たないこのボンクラの行動だけに、意味有りげ。