博士の風変わりな研究と飯のタネ 番外編 ちょっと前のジェーン少女とDr

「おい。とり。」

「ふむ。鳥と呼ばれることは珍しくないのだが、君に言われると新鮮だね。」

「なんでであたしをひろった。」

「ふむ。猫やテレビではあるまいし拾ったりはしていないのだがね。」

「なんであたしをやしなう。」

「ふむ。別に養っているつもりは無いのだがね。第一、この食事を作ったのは君だったと思ったのだがね。」

「そういうことをいってるんじゃない。」

「ふむ。では、こう言う答えなら満足なのかね? 私は君に私の研究を手伝ってもらっている。言わば君は私のために労働しているのだよ。 故に私は、それに見合った対価を君に支払わねばならない。本来なら相応の額の金を払うのが筋なのだがね。ある程度金が溜まると、私はどうしても研究に使いたくなってしまってね。仕方が無いから、君に衣食住を提供している。 と。」

「ぶ〜。」

「納得いかないかね?」

「あたしはべつになにもはたらいてない。」

「ふむ。そう思うのかね? 私にとっては君が居てくれるだけで随分と助かるのだがね。」

「なにに?」

「さぁ。何にだろうね。なんと言えばいいのだろうね。どうも私は語彙が少なくていけないね。 そう。強いて言えば、一人ぼっちな私にとって、傍らに居てくれて日々成長していく君の存在は、無くてはならないものに成っているのだよ。」

「きもい。」

「はっはっはっはっは! 君は賢いね! 本当に成長が楽しみだよ!」