博士の風変わりな研究と飯のタネ 番外編 ちょっと前の英児とDr

「君の感情の起伏は、常人のそれを大幅に上回っている。神懸って居ると行っていいだろう。この世界には心の起伏、つまり強い感情を媒介に魔力を精製する装置があってね・・・。まあ、噛み砕いて言えば怒ったり悔しかったりするだけで兵器を動かせるわけなのだがね。 君はたった一人で、数十人かがリで動かすような兵器を運用したり、机上の空論だった強化服を機動運用する事が出来るわけだね。」

「ほぉ〜・・・。 どうもこっちに来てから妙な事ばっかりだと思ってたが・・・。要するに俺に近づかれて、その手の機械はオーバーフローしてたってわけだ。」

「そうだね。 まあ、感情を魔力に変換する装置は特殊なものでね。九割九分軍事目的のモノなのだがね。 おもに魔法が使えなかったり、魔力が無い種族の騎士などが強化服を運用する時に使うのだがね。」

「で、俺にはデカイ規模の装置が動かせる才能が有るってわけか?」

「その通りだね。」

「はっはっはっは! こっち来てから面白い事ばっかりだなぁ、おい! 向こうでの生活も惜しいけどよ。こんな面白いところから向こうに帰る気になんざさらさらならねぇぜ・・・!」

「親御さんが悲しまないかね?」

「親なんざいねーよ。気が付いたら一人だった。所謂孤児って奴さね・・・。だが、だからこそここに居られる。 プロフェッサー・F。俺に鎧を作ってくれ。飛び切りの奴だ。」

「構わないよ。しかし、悪魔との契約には条件があるものでね。」

「ほう?」

「たまにここに来て整備を受けて行き給え。そしてその時には、必ず昼食か夕食に付き合ってもらうよ。」

「ああ? それと?」

「それだけなのだがね。」

「・・・いいのかよそんなモンで。悪魔としてはよ。」

「君が鎧を持ってなにをするか興味がある。それに、君と話すのはとても楽しい。君の世界には暫く行っていなかったからね。 それに、なんと言ったかね。ヒーローと言ったか。向こうの特撮と言うのもなかなか興味深そうだシね。」

「ああ。いいぞヒーローは。男の憧れが目一杯つまってるからな。」

「ああ! 激しく興味深いね! どれ。どんなモノが有るのか、聞かせてくれないかね?」

「甘いなプロフェッサー。ヒーローは知識じゃねぇ。魂で感じるものだ。目で見て。耳で聞いて。初めてその生き様が心を打つんだ。 口伝えで知ろうとするなんざ愚の骨頂よ。」

「お、おおぅ・・・! 確かに・・・! それはこの世界のヒーローにも言えること・・・! 知識ではなく文章でもなく頭で理解するものでもなく、、魂に響く存在。それぞヒーロー・・・! 有り難う。君のお陰で目が覚めたよ・・・! 礼と言ってはなんだが、いまこの感動の全てをつぎ込み、君の鎧をつろう・・・!」

「ぷ、プロフェッサー・・・!」

「英児・・・!」

「・・・・・・アンタたちウザインだけど・・・。」

「おや。居たのかねジェーン。 全く眼中に無かったよ。

「男同士の絆を確かめ合ってる時に口挟むな〜。」

「最初の話題はどこいったんだよ・・・。」