博士の風変わりな研究と飯のタネ 番外編 ちょっと前のジェーンとDr

「なぁ。Dr。」

「白米を食い散らかしながら喋るのはどうかと思うのだがね。」

「Drって幾つよ?」

「肉体で言えば494歳だが。 魂と記憶と魔力に関して言えば、そうだねぇ。四〜五万歳程度だと思うのだがね。」

「程度じゃねーだろそれ・・・。」

「なにせ不死鳥だからね。 もっとも生まれた時から今のような姿ではなかったがね。 ちゃんと鳥の形をしていたのだよ。」

「今の姿って変身してるわけじゃないの?」

「違うね。当時私は科学に関する知識の悪魔だったせいか、悪魔そのものにも興味があってね。肉体が滅んでも魂は滅びず、再生するという自分の力を利用して、ある実験を行ったのだよ。もっとも私一人ではなく、複数の賛同悪魔の力も借りたのだがね。」

「物々しいな。」

「私が転生する直前。肉体を構成しているときに、様々な悪魔の魔力、契約、血肉などを投げ込み、煉獄の炎でさらに焼いたのだよ。 いや、実際はもっと様々な事をしたのだが、君にこの話をすると試されそうだから止めておこう。」

「ちぇ〜。」

「兎も角。そうすることで私は様々な悪魔の特徴を得たのだよ。 故に、今の私はフェニックスの亜種、フェネクスでは無くなったと言うわけだね。」

「だから、“ただの悪魔”なんだ。」

「この体になる時軍団も解散させてしまったし、爵位も返上してしまったからね。今ではただのしがないどこにでも居る悪魔と言うわけなのだがね! はっはっはっは!」

「悪魔どこにでも居たら困るっての・・・。 ん? 悪魔ってことは、Dr魂とか食べるのか?」

「ふむ。仙人じゃあるまいし、そんなモノを食べても腹は膨れないと思うのだがね。」

「アンタ悪魔だろうに・・・。 人陥れて魂取れよ〜。」

「無茶苦茶を言うね君は。そんなコソコソと相手を陥れる事を考えるくらいなら、魔法か何かで吹き飛ばせば良いと思うのだがね?」

「悪魔なら頭脳戦しろ〜。頭脳戦。」

「そんな実りの無い事を考えるより、この“ねこねこ肉球超振動粉砕グローブ”の似合う猫人の少女を探す方がよほど健康的だと思うのだがね。」

「プライドねぇー悪魔だなぁ〜。おい。 つか、そんないらんモン捨てちまえよ・・・。」